ミャンマー(バガン)遺跡修復とヤンゴン孤児院慰問




日  時:平成19年2月8日〜2月12日
訪  問:ミャンマーバカン遺跡、スータウンピン僧院
参加者:黒田(世界社会奉仕委員長)会員、川田(世界社会奉仕副委員長)会員、図子会長、橋本幹事、赤松会員、
      横手会員、対馬会員、平井会員、増田会員、新名会員、池田会員、高橋会員、坂本(俊)会員
      (合計13名)

黒田(世界社会奉仕委員長)会員が四国新聞 戦うシニアのページに掲載。ミャンマーの国際貢献事業について語られています。
 
 かつてビルマと呼ばれたミャンマーは、インド、タイ、中国と国境を接する国。バガン地区は以前首都であったヤンゴンから飛行機で約1時間。世界3大仏教遺跡が残る場所として有名ですが、13世紀まで栄えたバガン王朝時代、6000もあったといわれるバゴダ(仏塔)は大半が崩壊し、風化寸前。それでも今までに約2300の塔の修復が終わり、徐々に昔の姿を取り戻しています。見渡す限りの平野にバゴダが点在する景色はとても幻想的ですばらしく、そんな遺跡群の修復の手伝いが少しでも出来ればと、今回の事業を計画しました。
5年前僧の僧院(修行施設)「1555A」を修復し今回は第2回目ですが昨年10月に現地にて遺跡修復の打ち合わせを行い、お願いをしておりましたバゴダ「2320」番が完成いたしましたので、これを機に今年2月、図子会長を初めメンバー13名で竣工式に行ってまいりました。
ミャンマーは乾季の真っただ中で、30度を越える暑さの中、竣工式には僧侶5人及び僧院の関係者(檀家)50名、国の考古学管理事務局から局長含む3名と工事関係者代表5名の人達が参列して式が行われました。
喜びに集まった地元の人達にも見守られ読経や仏像への念入れなど、現地の習いに従った儀式は無事終了しました。
又、ヤンゴンの郊外にあるスータウンピン僧院であり、孤児院も行っているところを慰問致しました。子供たちは国境近くの紛争で家族を失っており、僧侶ウネンダ・ウオンタさん達は20年近くもそうした子供たちを引き取る活動を続けています。
地元の人達も、働いて得たお金の半分ほどをこの孤児院に寄付しているそうで、その慈悲深さと苦労を思うと、熱い思いがこみあげてきました。
  僧院の入り口で手を合わせて出迎えてくれた子供たちは、みんな礼儀正しく素直で、本当の豊かさを見た気がしました。
ミャンマーは戦争を通して日本とも関わりの深い国です。
現在孤児の数は赤ちゃんから高校生まで約270名とお世話をする人、大学生15名・大学留年生10名及び教師・僧侶を合わせて17名で合計約312名で生活をしております。
毎日お米約50Kgを3袋食べているとのこと、今回お米を1tonの予定でしたが、メンバーの皆さんからカンパをして頂いたお陰で3tonのお米と270名分のお菓子の詰め合わせ及び折り紙をつけて渡すことが出来ました。
僧侶を初め子供たち全員が合掌して大変喜んで頂きました。
  私もこの経験で得た感動を胸に今後の活動にいっそう力を入れて行きたいと思いますし、この事業はクラブとして継続的に行いたいと思っていますが、他のクラブ又は個人的に興味のある方はご一報ください。







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